Fedora core 6 を XFS でインストールしようとしてはまった

個人 PC に FC6 を XFS で新規インストールしてみたら,インストール自体はうまくいくのですが,リブート後,i/o error in filesystem とかいわれてまともに動きませんでした。

grml でブートして SMART の captive long test を行ったところ途中で止まってしまう。んで,これはついに HDD がこわれたなと思い,新しい HDD を買ってきました。

ところが,その新しい HDD にインストールしても同じ挙動。

……これはバグ?と思ってウェブを漁ると情報がありました。

Fedora Core 6 の場合

Fedora Core 6 の場合はインストーラの起動時に

boot: linux xfs noselinux selinux=0

と入力して SELinux を無効にした状態でインストールしないと、インストールが終了してもエラーが表示されて正しく起動しません。

SELinux が必要ならばインストール終了後に SELinux を有効にすれば正常に動作しました。

http://memo.blogdns.net/otherfs.html

あれ,noselinux は指定してますよ,でも selinux=0 も指定しなきゃいけないの?と思ったら,やはり同じページに

noseliux はインストール後に SELinux を使用しない指定、 selinux=0 はインストール中に SELinux を使用しない指定です。

http://memo.blogdns.net/otherfs.html

なるほど,勉強になります。このとおり実行して,無事インストールできました(前述のページにもありますが,/boot パーティションだけは独立して ext3 あたりにする必要がありますし安全です)。

その後 yum update しようとしたら「urlopen error unknown url type: media - 適当なブログ」と同じように刺さるし,とうまくいかないことだらけでした。core レポジトリは以前書いたようにローカルにミラーを置いているんですが,そのレポジトリとして DVD インストールイメージを使っているのがよくなかったみたいです。core レポジトリの参照先を http://fedora.jp/datapool/yum/repo-mirror/ を参照して国内ミラーを指定するようにして無事 yum も通るようになりました。

これが Fedora クオリティといえばそれまでですが,FC4→5→6 とどんどんよくなっているんで,早く RHEL 5 / CentOS 5 がでないかなぁと心待ちです。

ちなみに壊れたと思っていた HDD は HGST の Drive Fitness Test で全 ERASE したら一応直りました。怖いんで外付けで使おうと思っていますが。

以下自分用メモ

昔はインストール時に optional packages をちまちま選択していたのですが,面倒なので base system だけ指定してインストール後にいじるように。あ,でも,sendmail 嫌いなので optional packages で sendmail をはずすと自動的に postfix が入ります。

その後,個人的に使わない以下のパッケージを rpm -e でごそっと削除。

  • bluez-libs
  • bluez-pin
  • bluez-utils
  • GConf2
  • gpm
  • gtk2
  • htmlview
  • irda-utils
  • libglade2-2.6.0-2
  • libXcursor
  • libXfixes
  • libXinerama
  • libXrandr
  • numactl
  • pcmciautils
  • pinfo
  • rdate
  • rdist
  • rp-pppoe
  • rsh
  • vconfig

libX まわりもいらないところを削除しているのはちょっと偏執狂ぎみ。FC5 までだと cairo, pango あたりも削除できたんですが,依存関係がめぐりめぐって cups が必要とするんで削除できず。