AVG Rescue CD をネットワークブートしてみる
この手のは Linux ベースであり USB メモリからのブートが可能になってるので、PXE な環境を仕立てているのならそこからブートすることが可能です。
手順は(PXE 触ったことある人なら書くまでもないですが)、
- AVG Rescue CD のページから「Download Rescue CD (for USB stick)」というほうのリンクからダウンロードする。
/tftpboot/avg/
以下に unrar などで展開する。- ほんとに実行に必要なファイルは以下の二つだけ
vmlinux
initrd.lzm
- ほんとに実行に必要なファイルは以下の二つだけ
/tftpboot/pxelinux.cfg/default
などのメニューリストを編集する。
PXELINUX のメニューは、付属していた syslinux.cfg
の内容をもとに以下のようにしました。
LABEL arl MENU LABEL AVG Rescue CD KERNEL avg/vmlinuz APPEND max_loop=255 vga=ask initrd=avg/initrd.lzm init=linuxrc
vga
は ask
にして起動時に指定できるようにしました。もともとの内容みたいに vga=791
のように決め打ちにしてもいいかもしんないです。まぁなんにせよテキスト CUI なのでそれほど重要な設定ではないですが。
その他のフリーなブータブルアンチウィルスソフト
Free Bootable AntiVirus Rescue CDs Download List にその他のブータブル CD なアンチウィルスソフトが列挙されていました。画面をみたところブートローダに ISOLINUX を使ってるのが多いみたいなので同様にしてネットワークブートできるものもあるかもしれません。
有名どころでは
- AVG Rescue CD (今回の例)
- Kaspersky Rescue CD*1
- BitDefender Rescue CD
- F-Secure Rescue CD
- Avira Antivir Rescue Disk
などがあるみたいです。