プロジェクト管理 activeCollab ならなんとかとっついてもらえるかなぁ
最近カットオーバーしたプロジェクトはウチ一社とクライアント一社を含めて約5社がかかわっていました。プロジェクト始動当初は Trac を使ってなんとか協業(バグトラッキングとか)できないかなぁと考えてましたが,そういった環境整備する間もなく開発フェーズに入ってしまったのでまともなプロジェクト管理はできませんでした(結果→頻繁な会議とメール爆弾)。
さて。プロジェクトも終わったので PHPSPOT 開発日誌さんで読んで気になっていた activeCollab を試しにローカルにいれてみました(N.S.WORKSさんが日本語化ファイルを提供してくださってるんでそれもお供で)。これは結構いいですねぇ。「何かをしたい」時にそこに至る道筋がいたるところにあるので,ある程度情報リテラシーのある人なら直感的にさわれます。
とべた褒めしてみましたがいくつか気になる点として
- 日本語ローカライズファイルをいれると,情報を更新(上書き)するためのボタンが「〜の編集」というボタンになってしまってやや直感性がそがれている。
- ダッシュボードに「オンラインユーザ」という項目があるので,たとえば独立した取引先の B 社 C 社があった場合,取引があることがばれてしまう(具体的にどのプロジェクトに関わっているかはみられないですよ,念のため)。
- さすがにクライアントは情シスクラスでないと使いにくい。易しいチュートリアル必要。
- カレンダー系の機能はないみたい。
が,あげられます。発展途上なので仕方ないですが。あと,当然コード管理とかはしてくれません。社内的には Trac 使って対外的には activeCollab 使うというのがいいかも。ほか blog や Wiki もついていないんですが,逆に社外プロジェクト管理パッケージの取捨選択として考えるとこれはこれで割り切り具合がいいと思いました。
しかし我ながらこんなので感動してたら Basecamp 使ったら鼻血が出てしまうんだろうなぁ…
おまけ(2006/08/08)
作者のStuden氏は、Beign 37signals for freeからプロジェクト管理用ソフトウェアのオープンソース化を思いついたという。この記事のコメントの中で、Studen氏は「Basecampを作るのはそんなに大変じゃない」「Basecampのようなソフトを作ったことがある」と発言し、後にactiveCollabプロジェクトを立ち上げた。
なんか厨房ノリで笑った。名前も Studen だし。でもフカシで終わらずこんないい物作ったのはすごいですね。