私的 Fedora core のインストール

新規インストールやインストールし直しがたびたび発生するので,DVD イメージを落としてきてローカルサーバに上げて,ネットワークインストールをしています。光学ドライブのシーク音を聞くより精神的に楽な感じ。Fedora core に限った話じゃなくて CentOS 等の anaconda インストーラなら通じる話とは思います。

手順としては,

  1. DVD のイメージ(core 6 なら FC-6-i386-DVD.iso みたいな名前)をダウンロードする
  2. サーバとなる Linux box に loopback mount する(*)
  3. サーバでウェブサービスを立ち上げる
  4. Rescue CD をダウンロードして焼く*1
  5. インストールしたいマシンで Rescue CD をブート
  6. ブートプロンプトで「linux askmethod」と叩く
  7. 「Installation Method」で「HTTP」を選択
  8. 「HTTP Setup」のサーバ名で,上記サーバを指定
  9. Fedora Core directory」で(下記の例なら)「/pub/Linux/Fedora/core/6/i386/os/」を指定する
  10. あとは通常通りのインストールでクマー

loop-back mount は Linux だったら以下のようにしていけます。

mount -o loop,ro FC-6-i386-DVD.iso /var/www/html/pub/Linux/Fedora/core/6/i386/os

といっても普段は /etc/fstab に書いてますけど。loop-back mount じゃなくて普通に展開して公開してもよいですけど,焼きたいときはこれ使えって意図で。

ネットワークインストールなんて別においしくもないじゃんという感じですが,一度 DVD のマウントイメージを公開しておくと yum がアクセスするサーバを指定する際に,fedora-core レポジトリとして

http://サーバ名/pub/Linux/Fedora/core/$releasever/$basearch/os/

を指定できるんですな。core レポジトリは固定ですのでこれで外部へのトラフィックが削減されるのなら,気休め程度ですがうれしい,と。

*1:本当はマウントポイントの /images/boot.iso というファイルで充分なはずなんですけど,なぜか text mode install になってしまったんで念のために Rescue CD で